新年度を迎え、街中には研修先に向かうのか、新入社員らしい団体が目に付きます。
何年か前の、娘や倅のリクルート姿を思い出し、微笑ましい思いに包まれました。
政府や日銀の大きな政策転換により、著しい円高は、適正と思われる水準に留まる気配を見せており、日経平均は去年の大底からほぼ二倍の価格を付けています。
都市部と比べ、生産拠点の乏しい当地近辺では、目に見えた景気回復はいまだ先のこととは思いますが、株価低下など資産減少による焦燥感が幾分払拭され、高揚感を味わっている人も少なくないようです。
今年、新社会人になる世代、平成に変わって間もないころに生まれた若者たちは、物心ついたときから、世の中の、景気のいい話は聞いたことのない人たちです。
多少の、蜜の味を教えてあげたいと思うのは甘い親心でしょうか。