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数寄屋の佇まい

館山市北条南町に建設中の平屋建て住宅です。

数寄屋の佇まい

上の住宅は40坪平屋建て、屋根は入母屋で軒先部分が金属板葺き(この現場はガルバニウム鋼板)、それ以外は瓦葺きになっています。画像は金属板の上に一文字瓦を葺いたものです。
この金属板の部分を腰葺きといいます。
腰葺きは額縁葺き、やっこ葺き、さらし葺きなどとも呼ばれているようです。
屋根全体を瓦で葺き上げると建物全体の印象が重く感じられがちです。
軒先部分を銅板で葺くことにより屋根を軽くすっきり見せる効果があって、数奇屋風の仕上がりになります。
もちろん軒先まで瓦を葺くと、実際にも瓦の分だけ重くなるので腰葺きは軒先を軽く深くすることができます。
このような屋根の造りは数寄屋造りのお茶室などの風雅な贅沢な建物に用いられ手間もかかり費用も嵩みます。
今回は入母屋、一文字瓦、腰葺きの数寄屋風を残し、コストも考えながら和風モダンに仕上げています。
今週土日に構造見学会、3月末には完成見学会を開催出来る事となりましたので皆さまにご覧いただきたいと思います。